フォーカスシステムズの第2四半期売上高は2ケタ増収の過去最高となる

■利益面は優秀な人材確保への採用投資等もあり横ばい

 フォーカスシステムズ<4662>(東1)の第2四半期売上高は、2ケタ増収の過去最高となった。しかし、利益面については、今期は、優秀な人材確保への採用投資、技術者一人ひとりの価値を高めるための教育投資、ガバナンス強化を目的とした社内管理体制へのシステム投資、自社製品の開発販売のための投資を行うことから、横ばいとなっている。

 17年3月期第2四半期業績は、売上高83億83百万円(前期比11.9%増)、営業利益2億01百万円(同0.1%減)、経常利益1億99百万円(同0.5%増)、純利益1億38百万円(同50.6%減)となった。最終利益が大幅減益となったのは、前期に有価証券売却益2億08百万円を計上した影響による。

 今期は、人材確保への採用投資等の先行投資を行うことから、通期業績予想は、当初より増収減益を見込んでいる。

 進捗率は売上高49.3%、営業利益25.1%、経常利益25.8%となっている。

 前期の進捗率は、売上高45.5%、営業利益21.1%、経常利益20.7%であった。

 今期の進捗が早いので、通期業績予想の達成の可能性は高いと思われる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る