キャリアは今期も大幅増益の見込みで大幅続伸し一時14%高

株式市場 銘柄

■アクティブシニアの就労機会を創造し積極出店

 シニア年齢層の人材サービスなどを展開するキャリア<6198>(東マ・売買単位100株)は15日、大幅続伸となり、朝方に14%高の4155円(500円高)まで上げたあとも4000円台で推移。14日に発表した2016年9月期の決算が大幅増益となり、10月24日以来の4000円台回復となった。

 2016年9月期は、アクティブシニアの就労機会を創造する「シニアワーク事業」では8月に横浜支店にてオフィスワークを主とする事業を開始したほか、看護士や介護士などの有資格者を派遣する「シニアケア事業」では1月から8月にかけて立川支店、京都支店、奈良支店、三重支店を開設するなど積極展開を進めた。売上高は前年同期比28%増加し、営業利益も同59%増加した。

 今期・17年9月期の見通しは、新設支店網の本格寄与などにより、売上高を前期比24%増の92億円と計画し、営業利益は同30%増の5.4億円、純利益は同31%増の3.5億円、1株利益は160円67銭とした。55歳以上のアクティブシニアの労働人口は総労働人口の29%を占め、年々増加傾向のため、中期成長力などが注目されている。

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