【株式市場】米経済指標の発表が気にされ日経平均は一服するがTOPIXは4日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万7668円15銭(4円47銭安)、TOPIXは1402.98ポイント(2.98ポイント高)、出来高概算(東証1部)は24億9486万株

チャート15 15日後場の東京株式市場は、夜に米国の11月NY連銀製造業景気指数や10月小売売上高が判明するため円相場に不透明感があり、日経平均ベースで10日から1092円高、297円高などと3連騰してきた相場をひとまず利食う様子が見られた。トヨタ自動車<7203>(東1)などが小動きとなり、日経平均は30円安から50円安の1万7650円どころで一進一退を続け、4日ぶりの反落となった。ただ、TOPIXは堅調で4日続伸。主な株価指数は前場軟調だった日経JASDAQ平均が小高くなり、おおむね堅調。

 材料株や好業績株が個別に買われる展開となり、東京海上ホールディングス<8766>(東1)は自動運転車向けの保険に積極的とされて一段ジリ高となり、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(東1)は朝MSCIの算出対象から除外と伝えられたが新ゲーム「セブンス・リバース」への期待などが言われて一段ジリ高。セキド<9878>(東2)はネットオークション企業との提携が好感されて一時ストップ高。昭和ホールディングス<5103>(東2)は14日発表の中間決算が好感されて急伸。イグニス<3689>(東マ)はVR(仮想現実)技術関連子会社に「AKB48」などプロデュースした秋元康氏などが参画と伝わりストップ高。マルマン<7834>(JQS)は9月決算の大幅増益と継続前提の注記の削除などが好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は24億9486万株(前引けは12億179万株)、売買代金は2兆5886億円(同1兆2076億円)。1部上場1986銘柄のうち、値上がり銘柄数は809(同677)銘柄、値下がり銘柄数は1039(同1146)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、倉庫・運輸、医薬品、鉱業、石油・石炭、保険、鉄鋼、精密機器、輸送用機器、などだった。

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