【株式市場】円安基調が再燃し日経平均は後場141円高まで上げ新規上場銘柄も好発進

株式

◆日経平均の終値は1万8496円69銭(136円15銭高)、TOPIXは1490.62ポイント(13.42ポイント高)、出来高概算(東証1部)は24億66万株

チャート1 7日後場の東京株式市場は、円相場が1ドル114円台に入ったまま定着し円安再燃となったため、トヨタ自動車<7203>(東1)が13時頃から一段ジリ高基調になるなど主力株が強含み、日経平均も14時頃から再び上げて前場の高値を越え、大引けにかけて141円93銭高(1万8502円47銭)まで上げて2日続伸基調となった。主な株価指数では、前引けに続き東証マザーズ指数が小安い。

 後場は、円安基調を受けてキヤノン<7751>(東1)が一段ジリ高となり、富士重工業<7270>(東1)は汎用エンジン事業の売却が伝えられて終盤に尻上がり。電力株も昨日に続いて相互提携などへの期待などで強い。フライトホールディングスン<3753>(東2)はスマートフォンで商品が買える自動販売機の拡大などが言われて高値に接近。キャリア<6198>(東マ)は政府の働き方改革に乗る銘柄とされて戻り高値。

 本日上場のイントラスト<7191>(東マ・売買単位100株)は家賃保証や介護費用保証、医療費用保証の各事業などを展開し、10時5分に公開価格630円を36%上回る854円で初値がついた。高値は前場の910円、大引けは753円。

 東証1部の出来高概算は24億66万株(前引けは11億7588万株)、売買代金は2兆6919億円(同1兆2606億円)。1部上場1991銘柄のうち、値上がり銘柄数は1483(同1265)銘柄、値下がり銘柄数は422(同605)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、銀行、証券・商品先物、海運、石油・石炭、輸送用機器、その他金融、ガラス・土石、鉄鋼、などとなった。

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