【株式市場】日経平均は2日続落しTOPIXは13日ぶりに反落だが新規上場3銘柄は好調

株式

◆日経平均の終値は1万8307円04銭(49円85銭安)、TOPIXは1468.57ポイント(1.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億5601万株

チャート16 29日後場の東京株式市場は、円相場が1ドル111円と112円を出没して方向感がつかめないとされ、前引けにかけて堅調転換したトヨタ自動車<7203>(東1)が再び軟調に推移するなど、主力株には模様ながめ気分が強まった。日経平均は前場の98円07銭安(1万8258円82銭)は割らなかったが、50円安の1万8300円前後で軟調もみ合いを続け、2日続落となった。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小高い。

 後場は、丸山製作所<6316>(東1)がJA(全農)改革などに期待とされて一段高となり、ダイワボウホールディングス<3107>(東1)栄研化学<4549>(東1)は鳥インフルエンザが材料視されて動意活発。、アゼアス<3161>(東1)は第2四半期の黒字転換も加わり活況高。ソケッツ<3634>(東マ)は映像関連事業の拡大や今期黒字化期待などが言われてストップ高となり、フジプレアム<4237>(JQS)は米アップル社の次期モデルに局面ディスプレーと伝わり連想が波及との見方。

 29日は3銘柄が新規上場。エルテス<3967>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま値がつかず、大引けは公開価格1790円の2.3倍の4120円で買い気配。

 スタジオアタオ<3550>(東マ・売買単位100株)は9時49分に公開価格3030円を26%上回る3810円で初値がつき、高値は前場の4145円、大引けは3570円。

 JMC<5704>(東マ・売買単位100株)は12時53分に公開価格960円を89%上回る1816円では初値がつき高値は1895円、終値は1599円。

 東証1部の出来高概算は19億5601万株(前引けは9億3699万株)、売買代金は2兆3080億円(同9761)億円。1部上場1989銘柄のうち、値上がり銘柄数は824銘柄、値下がり銘柄数は1020銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、化学、食料品、空運、不動産、陸運、海運、医薬品、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る