【株式市場】日経平均は10日ぶりに反落模様となるが新規上場の2銘柄は堅調にスタート

株式

◆日経平均の前引けは1万9357円67銭(43円48銭安)、TOPIXは1546.41ポイント(4.26ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億4712万株

チャート16 19日(月)前場の東京株式市場は、円相場が前週末の1ドル118円台から同117円台へと円高になったことなどが影響し、キヤノン<7751>(東1)などが朝方を除いて軟調に推移。日経平均は10日ぶりに反落模様の始まりとなり、10時40分頃に一時94円01銭安(1万9307円14銭)まで軟化する場面があった。ただ、トヨタ自動車<7203>(東1)が徐々に持ち直すなど底堅い銘柄が少なくなく、日経平均の前引けは43円48銭安(1万9357円67銭)となった。主な株価指数では日経JASDAQ平均が小高い。

 アステラス製薬<4503>(東1)科研製薬<4521>(東1)などの薬品株に出遅れ感が言われて薬品株指数が高くなり、タカラトミー<7867>(東1)は「ベイブレード」をコンセプトにした大人向け施設やクリスマス・年末年始商戦への期待から活況高。日本アジアグループ<3751>(東1)は19日付で持株傘下の国際航業と日水コン(東京都新宿区)の提携を発表し急伸。上場2日目となったコンタクトレンズ販売のシンシア<7782>(東マ)は高値更新。極楽湯<2340>(JQS)は上海でのフランチャイズ拡大などが好感されて活況高。

 本日は2銘柄が新規上場となり、船場(せんば)<6540>(東2・売買単位100株)はショッピングセンターなど、大規模商業施設の企画・設計などを行い、9時12分に公開価格1290円を8%下回る1193円で初値がつき、高値は1202円、前引けは1172円。もう1銘柄の日本モーゲージサービス<7192>(JQS・売買単位100株)は住宅会社向け金融サービスやコンサルを行い、10時12分に公開価格2010円を40%上回る2810円で初値がつき、高値は3175円、前引けは3005円。

 東証1部の出来高概算は8億4712万株、売買代金は9961億円。1部上場1999銘柄のうち、値上がり銘柄数は602銘柄、値下がり銘柄数は1286銘柄となった。

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