【株式市場】前場の日経平均は208円高、一時343円高まで上げ反発基調

◆日経平均は3万5825円59銭(208円03銭高)、TOPIXは2675.91ポイント(17.18ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億4351万株

 4月1日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの大幅反発などを受け、日経平均も343円高で始まり反発基調となった。東証33業種別指数は30業種が値上がりした。ただ、いぜん「トランプ関税」への警戒感があり、米国とイランの緊張が再燃する様子もあるなどで、日経平均は午前9時半前の434円高(3万6052円54銭)を上値に伸びきれなかった。中で、業績予想の大幅増額修正を発表したシナネンHD<8132>(東証プライム)や増配・自社株買いなど発表したオープンハウスG<3288>(東証プライム)、遅延していた前期決算を発表したエイチ・アイ・エス<9603>(東証プライム)などが活況高となった。

 フジ・メディア・HD<4676>(東証プライム)が5日続伸基調となり第三者委員会の報告などを経て手控え要因は次第に後退の見方。シンシア<7782>(東証スタンダード)は続伸一段高となり小学生の近視急増など材料視。キッズウェル・バイオ<4584>(東証グロース)は3月決算予想の大幅増額など好感され急伸。サンバイオ<4592>(東証グロース)は2月に開示したフェーズ2試験結果を境に相場つきが変わったとされ再騰し戻り高値。インターネットインフィニティー<6545>(東証グロース)は自社株買いなど好感され急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は7億4351万株、売買代金は1兆8042億円。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は1115銘柄、値下がり銘柄数は461銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、医薬品、その他製品、電力ガス、鉱業、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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