【注目銘柄】ジェーソンは既存店好調で17年2月期増収増益予想、フシ突破すれば上げ足速める可能性

注目銘柄

 低価格小売店チェーンのジェーソン<3080>(JQ)に注目したい。既存店売上が好調に推移して17年2月期増収増益予想である。そして増額余地がありそうだ。株価は15年3月高値に接近している。上値フシ突破となって上げ足を速める可能性がありそうだ。

 低価格の飲料・加工食品・日用品の小売店を千葉・東京・茨城・埼玉など首都圏地盤にチェーン展開している。17年2月期連結業績予想は売上高が前期比6.4%増の231億20百万円、営業利益が同6.0%増の6億70百万円、経常利益が同5.7%増の7億20百万円、純利益が同3.2%増の4億10百万円としている。低価格の生活必需商品群の品揃え強化、コンビニエンス性の高い地域における生活便利店としての店舗運営などの施策などで既存店が好調に推移する。

 月次売上情報を見ると、16年11月は全店106.3%、既存店103.8%だった。既存店は15年4月から16年11月まで20ヶ月連続プラスを継続している。また通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高52.5%、営業利益62.1%、経常利益63.3%、純利益63.7%と高水準だった。消費者の低価格志向の強まりも背景として通期会社予想に増額余地がありそうだ。

 株価は12月29日に423円まで上伸し、16年3月と5月の398円、15年11月の421円を突破した。そして15年3月高値436円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形であり、上値を試す展開が期待される。また15年3月高値436円を突破すれば、上値フシ突破の形となって上げ足を速める可能性がありそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る