タカラバイオが戻り高値、全体相場が調整含みの中で材料株物色に乗る

株式市場 銘柄

■日経平均160円安、難治性急性リンパ性白血病患者を対象とした新薬開発など注目

 タカラバイオ<4974>(東1)は17日、取引開始後に1630円(73円高)をつけ、約1週間ぶりに戻り高値を更新した。11日付でCAR(キメラ抗原受容体)遺伝子治療に関する国内臨床試験治験の計画届を提出と発表しており、日経平均が取引開始後に160円安となるなど、全体相場が調整含みとなってきた中で材料株を物色する潮流に乗ったとの見方が出ている。

 昨年12月下旬には、野村證券が投資判断を引き上げ、目標株価を1630円から1740円に引き上げたと伝えられた。発表によると、臨床治験に臨むのは、再発または難治性急性リンパ性白血病(ALL)患者を対象としたキメラ抗原受容体(CAR: Chimeric Antigen Receptor)を用いた遺伝子治療(開発コード:TBI-1501)の第I/II相臨床試験で、早期承認を目指し、日本国内で平成32年度に商業化することを目標にする。

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