【注目銘柄】ウチダエスコは17年7月期第2四半期累計が計画超の大幅増収増益

注目銘柄

 ウチダエスコ<4699>(JQ)に注目したい。内田洋行系でパソコンネット保守、OA消耗品販売、ソフト運用を展開している。2月27日発表した17年7月期第2四半期累計連結業績は計画超の大幅増収増益だった。通期も大幅増益予想である。そして増額余地もありそうだ。株価は15年7月の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 2月27日発表した17年7月期第2四半期累計(7~1月)の連結業績は、売上高が前年同期比21.1%増の69億30百万円、営業利益が同90.8%増の4億82百万円、経常利益が同90.1%増の4億86百万円、純利益が同2.0倍の3億25百万円だった。

 計画に対して売上高は30百万円、営業利益は82百万円、経常利益は86百万円、純利益は75百万円それぞれ上回った。主力のICTサービス事業において、第1四半期に計上した学校市場向けIT関連機器(電子黒板およびタブレット端末等)の大型案件が牽引した。地方自治体市場や民間市場向けの各種システム導入支援サービスも堅調だった。利益面では原価が想定以上に圧縮され、税金費用の減少も寄与した。

 17年7月期通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比10.4%増の128億円、営業利益が同21.8%増の5億90百万円、経常利益が同22.0%増の6億円、純利益が同43.5%増の3億80百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が54.1%、営業利益が81.7%、経常利益が81.0%、純利益が85.5%と高水準である。通期ベースでも好業績が期待され、増額余地もありそうだ。

 株価は2月27日に1490円まで上伸する場面があり、15年7月の上場来高値1524円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る