【狙い場・買い場】協和エクシオは連続増配で利回り魅力増す、好事業環境で低PER

狙い場・買い場

協和エクシオ<1951>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。下値不安が少なく割安感があり注目したい。

同社は、1954年の設立から一貫して、情報通信構築の専門技術をコアコンピタンスとして事業活動を続け、情報通信に関わる全ての設備について、企画・設計から施工・保守までの一貫したサービスを、一元的に、また全国的に提供している。

現在では、情報通信インフラ構築のみならず、ICT・ソフト開発など、さまざまなソリューション・サービスの提供、さらには永年培ってきた環境・土木技術や電気設備技術などを活用した環境・社会インフラの構築・運用にも多くの実績を有している。

エンジニアリングソリューションで受注高は、移動通信関連ならびに環境・社会インフラ関連工事の受注が順調に推移していることから、前年同期と比べ増加。完成工事高についても、環境・社会インフラ関連工事が増加したほか、前年度から繰り越した工事の完成等もあり、前年同期と比べ増加し、当初の中間期計画を上回って推移している。

15年3月期予想は、売上高が3200億円(前期比0.5%増)、営業利益が220億円(同6.1%増)、経常利益が222億円(同7.8%増)、純利益が141億円(同5.4%減)を見込んでいる。年間配当は32円(同8円増)と連続増配を予定している。

同社はゲリラ豪雨が増えるなか、全国のため池が地盤や堤防の老朽化が進んでいることに対応し、ため池の水位を遠隔監視するシステムの実証実験を長崎県五島市で開始。今年9月末までシステムの効果を確認し、年内にも実用化する見通しで自治体などの行政機関に売り込みに期待は持てる。

株価は、昨年12月4日の1409円から1月13日に昨年来の安値1201円まで調整を挟んで上昇している。今期予想PER10倍台と割安感があり、連続増配予定で配当利回り2.4%と利回り妙味はソコソコある。1250円割れが下値として意識された感があり、押し目は注目されそうだ。(N)

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