関西電力が戻り高値、東京電力HDと中部電力の「火力統合」報道など好感

火力発電

■ほかの電力会社でも活発化する期待

 関西電力<9503>(東1)は3日、続伸の始まりとなり、取引開始後に1295.0円(34.5円高)をつけて戻り高値に進んだ。東京電力ホールディングス<9501>(東1)と中部電力<9502>(東1)が「火力発電事業の全面統合で大筋合意した」(日本経済新聞3日付朝刊)と伝えられ、こうした再編的な統合がほかの電力会社でも活発化する期待が広がっている。

 9時30分を回り、東京電力HDは433円(2円安)、中部電力は1514.5円(22.0円高)。中部電力は配当を続けているため今期.2017年3月期末に向けて買い安心感があるようだ。また、関西電力13年3月期から配当を見送っているが、17年3月期の見通しを決算短信では「ゼロ」ではなく「未定」としており、復配の余地を残しているとの見方がある。(HC)

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