【株式市場】日経平均は161円安だが朝方の389円安から大きく持ち直す

◆日経平均は2万7149円76銭(161円54銭安)、TOPIXは1911.03ポイント(5.67ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億3998万株

 10月7日(金)前場の東京株式市場は、米雇用統計などを受けたNY株の2日続落などを受け、自動車、鉄鋼、海運株などが反落模様となり、日経平均は335円安で始まった。しかし、トヨタ<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)が朝寄り直後を安値として回復基調に転じ、JR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東証プライム)などの鉄道株や空運株は10月11日開始の「全国旅行支援」や訪日観光客の上限撤廃などへの期待で高い。日経平均は朝寄り後の389円40銭安(2万6921円90銭)を下値に持ち直し、前引けは下げ幅100円台にとどまった。

 レーザーテック<6920>(東証プライム)が5日続伸基調となり、値がさ半導体株が総じて軟調な中で証券会社による目標株価の引き上げや米国半導体産業との連携強化期待など反映。アルファ<4760>(東証スタンダード)は「全国旅行支援」11日開始に向け需要急増の観測などで急伸。日本スキー場開発<6040>(東証グロース)は株主優待の拡充など好感され続伸一段高。マイクロ波化学<9227>(東証グロース)はテレビ東京で取り上げられてから次第に注目強まり需給が引き締まるとされ一段高。coly<4175>(東証グロース)は大手エンタテインメント企業との提携など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億3998万株、売買代金は1兆3646億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は601銘柄、値下がり銘柄数は1140銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、空運、陸運が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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