ファイズはネット通販の配送料値上げ機運など注目され上場来の高値

株式市場 銘柄

■今3月期は営業利益2.6倍の見込みなど業績好調も見直される

 3月15日に上場したファイズ<9325>(東マ)は23日の後場寄り後に一段高の4785円(685円高)まで上げ、4日ぶりに上場来の高値を更新した。EC(電子商取引)サイト運営企業などの物流拠点、配送会社などでの業務一括請負などを行い、ヤマトホールディングス<9064>(東1)の「宅急便」の件を受けてネット通販による配送料の値上げを容認する雰囲気が広がっているとの報道が材料視されたとの見方が出ている。

 日本経済新聞社が18~21日に実施した宅配便サービスの見直しに関する意識調査によると、「ヤマト運輸がアマゾンジャパンなど大口顧客と進める運賃引き上げ交渉に賛同する声は多く」「運賃交渉に「賛成」は80・6%となり、「反対」は15・5%だった」(日本経済新聞3月23日付け朝刊)と伝えられた。

 業績は好調で、会社発表の2017年3月期の業績見通し(個別)は、売上高が前期比46.7%増の51億2500万円、営業利益は同2.6倍の2億9800万円、純利益は同3.8倍の1億8000万円、1株利益は83円97銭となっている。(HC)

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