UCSの今期18年2月期業績は、前期の大幅減益からV字回復の大幅増益を見込む

■前期は親会社が経営統合することを契機に利息返還損失引当金の見積り方法に関して見直しを実施し、利益が35億4百万円減少

 UCS<8787>(JQS)の今期18年2月期業績は、前期の大幅減益からV字回復の大幅増益を見込む。

 前期17年2月期は、16年9月1日に親会社であるユニーグループ・ホールディングス株式会社(現ユニー・ファ ミリーマートホールディングス株式会社)が経営統合することを契機に利息返還損失引当金の見積り方法に関して見直しを実施し、従来の方法に比べて、前期の営業利益、経常利益および税引前当期純利益がそれぞれ35億34百万円減少したことで、大幅な減益となった。

 ところが、今期については、クレジットカード決済領域の拡大・浸透等に加え、キャッシュレス化が進み、ショッピングは引き続き堅調に推移すると予想されることに加え、グループ外への営業拡大、ローン債権残高の拡大に努める一方で、ローコスト運営を進めること等から、V字回復を見込んでいる。

 ちなみに、今18年業績予想は、売上高205億25百万円(前期比2.6%増)、営業利益40億円(前期3億01百万円)、経常利益40億円(同3億04百万円)、純利益25億50百万円(同19百万円)を見込む。

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