平山の15年6月期は請負、派遣のニーズが活発であったことから増収増益

■今期は主力のアウトソーシング事業は2ケタ増収を見込む

 13日に発表した製造支援の平山<7781>(JQS)の15年6月期連結業は、請負、派遣のニーズが活発であったことから増収増益であった。

 15年6月期の連結業績は、売上高89億95百万円(14年6月期比9.0%増)、営業利益3億78百万円(同18.5%増)、経常利益3億80百万円(同16.8%増)、純利益1億93百万円(同6.3%増)であった。

 今期16年6月期については、アウトソーシング事業は、既存取引先の生産計画等を検討した結果、主要取引先は前期比約5%の増収、その他の既存取引先は前期比約14%の増収、また、新規取引先(主に製造派遣)の開拓等により、アウトソーシング事業の売上高は88億75百万円(同11.9%増)を計画している。

 技術者派遣事業は、既存取引先からの派遣ニーズについては引続き強い要請が増加しており、これに対応することを基本に売上計画を策定しており、技術者派遣事業の売上高は9億50百万円(同3.9%増)を計画している。

 その他の事業については、既存取引先へ提供しているコンサルティングサービスの継続と拡大に加え、教育サービスの提供を拡大すること等で増加を見込んでおり、その他事業の売上高は1億92百万円(同30.6%増)を見込んでいる。

 その結果、今期16年6月期連結業績予想は、売上高100億17百万円(前期比11.4%増)、営業利益4億30百万円(同13.6%増)、経常利益4億32百万円(同13.6%増)、純利益2億53百万円(同30.9%増)と2ケタ増収増益を見込む。

 配当については、37円34銭(前期35円22銭)と2円12銭の増配を予定している。

 13日の株価は、2260円で引けた。株価指標は、予想PER15.06倍、PBR(実績)2.07倍、配当利回り1.65%となっている。

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