【銘柄フラッシュ】JMACSなど急伸し石川製作所などの防衛関連株は反発し切れず下押す

銘柄

 14日は、昨日に続き防衛産業関連株が乱高下し、代表格の石川製作所<6208>(東1)は東証、日証金による信用取引規制の発動もあり、朝方は14%高まで上げたが11時を過ぎては10%安。後場は一進一退のあと大引け間際に14%安まで下押した。このところの急騰幅の半値押しを一気に達成したため、値幅での調整は完了した形になり、次の期待材料として、4月25日の朝鮮人民軍「創建記念日」がいわれていた。

 丸栄<8245>(東1)は1位株主・興和(名古屋市)によるTOB(株式の公開買付)が材料視され、TOB価格128円に向けて連日急伸し15.5%高となり東証1部の値上がり率1位。VOYAGEGROUP(ボヤージュグループ)<3688>(東1)は業績予想の増額修正が好感されて9.4%高と大きく出直り東証1部の値上がり率2位。キリン堂ホールディングス<3194>(東1)は2月決算や今期の見通しが好感されて8.7%高となり東証1部の値上がり率3位。

 アルコニックス<3036>(東1)は業績拡大の観測報道などが材料視されて3.9%高となり反発。津田駒工業<6217>(東1)は第1四半期決算の赤字よりも受注の増加などが注目され7.1%高の急反発。乃村工藝社<9716>(東1)は2月決算が好感されて4.1%高と高値を更新。

 電線中堅のJMACS(ジェイマックス)<5817>(東2)は前2月期の黒字転換などが好感されてストップ高の26.9%高。ぷらっとホーム<6836>(東2)はインテルが同社などと共同でスマートホームを実現するIoTプラットフォームの実証実験を開始との発表などが連日好感されて2日連続ストップ高の22.7%高。カネミツ<7208>(東2)は業績予想の増額が好感されてストップ高の15.8%高。

 MRT<6034>(東マ)は政府のオンライン診療支援などが好感されて11.1%高。メドピア<6095>(東マ)も出来高が増加して5.9%高。メタップス<6172>(東マ)は14日発表の第2四半期決算に期待が先行して6.9%高。

 フューチャーベンチャーキャピタル<8462>(JQS)は自動運転関連企業に積極投資しているとの見方があり、警察庁が自動運転車の公道での実証実験に柔軟な姿勢とされて18.8%高。ネットマーケティング<6175>(JQS)は3月の上場後さえないが昨日上場来安値とあって割安感が出たようで15.8%高の急反発となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る