【株式市場】土・日に国際情勢が動くリスクあり日経平均は軟調なまま4日続落

株式

◆日経平均の終値は1万8335円63銭(91円21銭安)、TOPIXは1459.07ポイント(9.24ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億3885万株

チャート10 14日後場の東京株式市場は、土・日に北朝鮮を巡って大きな動きが出るリスクがあり、米英は月曜日が休場になるため模様眺めムードが漂い、日経平均は取引開始から14時頃まで80円安の1万8340円前後を一進一退となった。三井不動産<8801>(東1)などの大手不動産株は都心部のオフィスビル空室率の低下などで一段強含んだが、日経平均は大引けにかけて軟化し4日続落となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均なども安い。

 後場は、乃村工藝社<9716>(東1)が2月決算などを材料に一段上値を追い、アルコニックス<3036>(東1)は業績拡大の観測報道などが材料視されて反発相場を継続。カネミツ<7208>(東2)は業績予想の増額が好感されて急反発。力の源ホールディングス<3561>(東マ)は株主優待の開始が好感されて急反発。リプロセル<4978>(JQS)は米国の大手がんセンターとの提携が好感されて一時急伸。

 東証1部の出来高概算はオプションSQの算出があった割に増えず18億3885万株(前引けは9億8079万株)、売買代金は2兆248億円(同1兆1056億円)。1部上場2015銘柄のうち、値上がり銘柄数は359(同482)銘柄、値下がり銘柄数は1559(同1408)銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けも6業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、不動産、非鉄金属、輸送用機器、などとなった。(HC)

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