【株式市場】好決算株などが活況で日経平均は伸び悩むが材料株物色も活発

◆日経平均の終値は1万7711円93銭(63円43銭高)、TOPIXは1424.92ポイント(7.73ポイント高)、出来高概算(東証1部)は20億75万株

チャート15 9日後場の東京株式市場は、朝方の円安基調が鈍化したことや、今夜からトルコで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議の動向を待ちたい様子があり、日経平均は朝方の150円99銭高(1万7799円49銭)からは大きく伸び悩んで50円高の一万7680円前後で推移した。自動車株は総じて高いが電機・精密株に軟調な銘柄が見られ、前週末の第3四半期決算発表が好調だった旭硝子<5201>(東1)や本日13時に発表した松井建設<1810>(東1)など好決算銘柄を個別に物色する展開だった。

前週発表の第3四半期決算が好調だった三井金属<5706>(東1)クボタ<6326>(東1)東急不動産ホールディングス<3289>(東1)などが高く、本日13時に発表したテクノマセマティカル<3787>(東マ)や14時に発表した日阪製作所<6247>(東1)などは一段高。アールビバン<7523>(JQS)は前週後半のスマートフォン向け新ゲーム発表が好感されて高く、アエリア<3758>(JQS)も新ゲームが言われて高い。

東証1部の出来高概算は20億75万株(前引けは10億229万株)、売買代金は2兆1752億円(同1兆684億円)。1部上場1862銘柄のうち、値上がり銘柄数は1211(同1191)銘柄、値下がり銘柄数は539(同545)銘柄。

また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は21業種(前引けは20業種)となり、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、保険、ゴム製品、ガラス・土石、非鉄金属、情報・通信、食料品、機械、輸送用機器、銀行、などだった。

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