【株式市場】日経平均は33円高、後場は無風状態に陥り小動き続いたが3日ぶりに反発

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万2192円75銭(33円47銭高)、TOPIXは2274.63イント(6.28ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億8609万株

 8月4日(金)後場の東京株式市場は、13時に第1四半期決算を発表した伊藤忠商事<8001>(東証プライム)やニッスイ<1332>(東証プライム)、13時半に発表した三菱重<7011>(東証プライム)が急伸商状となるなど、引き続き6月締めの四半期決算や本決算で銘柄を選別する買いが旺盛。13時半に発表した科研製薬<4521>(東証プライム)は急速に持ち直して堅調転換。前場活況高の海運株は高値もみ合いに転じたが、2日前に発表の山崎パン<2212>(東証プライム)は一段高など、選別買いが再来する銘柄も見られた。ただ、日経平均は無風状態に陥り、後場寄りから終盤まで前日比変わらずの付近で小動きを続け、大引けは小幅高で3日ぶりの反発となった。

 後場は、昼12時半に四半期決算を発表した大正製薬HD<4581>(東証スタンダード)が一段高で始まり急伸。14時に発表したオエノンホールディングス<2533>(東証プライム)は一瞬下押した後回復し堅調持続。日東紡<3110>(東証プライム)は朝の取引開始から大引けまで買い気配のままストップ高。阪神内燃機工業<6018>(東証スタンダード)は週明け7日に発表の予定で期待強まり一段高。ゼネラル・オイスター<3224>(東証グロース)は時間とともに一段高となり「カキの陸上養殖で『あたらないカキ』の完全陸上養殖に成功」との同日発表に注目集まり値上がり率1位。Aiming<3911>(東証グロース)は四半期決算が連日好感され2日続けて大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億8609万株(前引けは8億1610万株)、売買代金は3兆7196億円(同1兆9493億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1044(前引けは841)銘柄、値下がり銘柄数は707(同905)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、水産農林、保険、鉱業、銀行、証券商品先物、卸売り、鉄鋼、空運、小売り、石油石炭、輸送用機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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