【注目銘柄】ハイパーは17年12月期増額修正を好感して動意、15年高値突破すれば上げ足速める可能性

注目銘柄

 ハイパー<3054>(JQ)に注目したい。法人向けパソコン販売などの情報機器販売事業を主力として、アスクルの代理店も兼営している。株価は17年12月期連結業績予想増額修正を好感して動意づき、モミ合い上放れの形となった。15年12月高値を突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。

 17年12月期第2四半期累計(1月~6月)および通期の連結業績予想を4月24日に増額修正した。国内パソコン市場に回復の兆しが見られ、情報機器販売事業においてパソコン販売台数が計画水準で推移し、独自の在庫販売戦略による粗利確保で利益が期初計画を上回る見込みだ。

 第2四半期累計の予想は、売上高を据え置いて前年同期比11.3%増の112億円、営業利益を48百万円増額して同14.5%増の1億50百万円、経常利益を48百万円増額して同12.4%増の1億45百万円、純利益を42百万円増額して同35.1%増の1億円とした。減益予想から増益予想に転じた。

 通期予想は、売上高を据え置いて16年12月期比13.3%増の218億円、営業利益を50百万円増額して同30.2%増の2億50百万円、経常利益を50百万円増額して同28.9%増の2億45百万円、そして純利益を36百万円増額して同44.2%増の1億50百万円とした。増益幅が拡大する見込みだ。

 株価は17年12月期連結業績予想増額修正を好感して動意づく形となり、4月24日の年初来高値570円まで急伸した。週足チャートで見ると450円~500円近辺でのモミ合いから上放れて、16年12月の上ヒゲ高値549円を突破した。さらに15年12月高値578円を突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る