アルコニックスは高値更新後の一服に注目、営業益など拡大続き積極投資も継続

株式市場 銘柄

■前期は高機能電子部品部材など大幅に伸び今期はプレス大手のグループ化も寄与

 アルコニックス<3036>(東1)は16日の後場、13時を過ぎて2000円(21円安)前後で推移し、15日の年初来高値更新(30円高の2021円)からは上げ一服となっている。ただ、15日の正午過ぎに前期・2017年3月期の連結決算を発表し、この日は午後活況高。16日も発表前の水準(1970円前後)を下回らずに推移しているため、テクニカル的に見ても高値更新後の小休止と見ることができるようだ。

 17年3月期は、業界全体としてはスマートフォンやタブレット向け需要の頭打ち、中国経済鈍化の影響などがあったが、同社は高機能電子部品向け部材が大幅に伸びたほか、二次電池関連部材も拡大した。また、下期に入っての非鉄市況の回復効果などを取り込み、売上高は前期比0.1%増加して2019.48億円となり、営業利益は同9.9%増加して41.68億円となった。純利益については、前の期に平和金属株式会社を連結子会社化したことによる「負ののれん」発生益を計上したことの反動減により、同38.1%減の30.83億円となった。

 今期・18年3月期の見通しは、アルミ銅を中心とした非鉄市況の回復、レアメタル・レアアースの市況底打ち傾向が追い風になると見るほか、デンソー<6902>(東1)などを大口顧客に持つ株式会社富士プレス(愛知県)を18年4月に連結子会社化した効果などが加わり、連結業績見通しを売上高は2200億円(前期比8.9%増)、営業利益を46億円(同10.4%増)とし、純利益は特別利益の反動などが平準化して34.5億円(同11.9%増)、1株利益は267円57銭の見込みとした。

 また、定期的に見直すローリング方式の3ヵ年中期計画では、今期・18年3月期を含む3年間で前出・富士プレスのグループ化をはじめとする250億円規模の投融資を計画し、製造業以外にもリサイクルセンター、商社、問屋、小売りなどのグループ化も推進する。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■レジレス無人店舗やスマート案内など、デジタル施策を集約した初の次世代店  ホームセンターのカイン…
  2. ■読書感想文から見えるヒット本動向、新作首位は『イン・ザ・メガチャーチ』  note<5243>(…
  3. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  2. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…
  3. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  4. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  5.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  6. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る