【株式市場】米国の沈黙が不気味とされたが日経平均は強く2万円の大台に接近

株式

◆日経平均の終値は1万9919円82銭(49円97銭高)、TOPIXは1584.23ポイント(4.23ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億7425万株

 16日後場の東京株式市場は、北朝鮮に対し米国の沈黙が不気味だと様子見姿勢があった半面、日立製作所<6501>(東1)はサイバー攻撃を受けたとされながらも前週末発表の決算が連日好感されて続伸するなど、好業績株が強く、日経平均は約30円高の1万9900円をはさんで強もみ合いを続け、小じっかりだった。日経平均の前引けは6円42銭高(1万9876円27銭)だった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均はそろって高い。

 後場は、寿スピリッツ<2222>(東1)が一段ジリ高となり、15日発表の決算などが好感されて年初来の高値を更新。ジーンズメイト<7448>(東1)は未定だった17年3月期の業績見通しを発表し黒字転換になるため急伸。インターネットインフィニティー<6545>(東マ)は前期に続いて今期も大幅増益の見通しを出したためストップ高。アズジェント<4288>(JQS)は今期の予想を非開示としたが中期計画などが注目されてストップ高となり大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は21億7425万株(前引けは10億8208万株)、売買代金は2兆6603億円(同1兆3124億円)。1部上場2015銘柄のうち、値上がり銘柄数は1130(同893)銘柄、値下がり銘柄数は767(同956)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、石油・石炭、食料品、倉庫・運輸、情報・通信、精密機器、空運、卸売り、輸送用機器、ゴム製品、などだった。(HC)

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