【チャートで見る株価】インフォコムは連続最高益の見込みで「もみ合い放れ」の兆候

■「めちゃコミ」好調、高値圏での値固めを抜け出し、その前の上げ幅に匹敵する再騰も

 情報システム開発や電子書籍「めちゃコミック」などのインフォコム<4348>(JQS)は24日、2135円(59円高)まで上げて約1週間ぶりに2003年以来の高値を更新。11時にかけても2100円台で強い相場になっている。前期・17年3月期の連結業績が電子書籍配信サービスの拡大などにより売上高・各利益とも過去最高を更新した上、今期はAI(人工知能)分野なども加わりさらに拡大する見込み。今期予想1株利益146円29銭から見て割安感が強いとの見方が少なくない。

 また、値動きとしては、4月下旬から続いてきた高値圏での値固めを抜け出してきたため、「もみ合い放れ」型の再騰相場をイメージできる展開になっているようだ。この場合、経験的には値固め前の上げ幅約500円、その前の上げ幅約400円と同規模の相場に発展することがあるとされ、500円高の場合は2600円どころまで上げる可能性があるとの見方が出ている。(HC)

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