【注目銘柄】レックは自律調整一巡して上値試す、18年3月期増収増益・連続増配予想で上振れ余地

注目銘柄

 レック<7874>(東1)に注目したい。収納・インテリア用品、サニタリー用品、洗濯用品、清掃用品、キッチン用品、ベビー・キッズ用品などを製造販売している。18年3月期増収増益・連続増配予想である。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。株価は6月2日の上場来高値から利益確定売りで一旦反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期増収増益・連続増配予想、保守的な印象で上振れ余地

 18年3月期連結業績予想は売上高が17年3月期比4.1%増の385億円、営業利益が同3.4%増の38億円、経常利益が同7.8%増の38億円、純利益が同7.6%増の23億円としている。

 新製品開発に注力し、キャラクター製品やアイデア製品などの高付加価値製品を市場投入することで業容拡大を推進する。また生産性向上効果やコストダウン効果も寄与する。会社予想は保守的な印象が強く上振れ余地がありそうだ。

 配当予想は年間27円としている。17年4月1日付株式2分割を考慮して17年3月期の年間49円を24円50銭に換算すると実質的に2円50銭増配となる。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価(17年4月1日付で株式2分割)は6月2日の上場来高値3415円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押す動きは見られる2700円台で推移している。自律調整の範囲だろう。そして週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近してきた。再動意のタイミングのようだ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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