マルマエ:株式分割後、今期末配当を増額修正

■生産性向上へ積極的投資進める~半導体分野の受注増が続く

 半導体・FPD製造装置用の真空部品など、精密切削加工のマルマエ<6264>(東マ)は、6月30日立会終了後、今8月期第3四半期累計期間の業績が大幅増収・増益であったと発表した。
 また、期末配当金について2円増額の6円とし、中間期の4円を加え年間10円(予定)となると発表した。なお、同社は3月1日付で普通株式1株を2株に株式分割を行っており、今期末は株式分割後の1株当たり配当金である。

 第3四半期累計業績は、売上高2,063百万円(前年同期比26.1%増)、営業利益482百万円(同34.7%増)、経常利益469百万円(同40.1%増)、純利益329百万円(同17.1%増)となった。

■半導体:ロジック系の細微化投資、FPD:中国向け第10.5世代向けなど需要拡大が寄与

 期中の事業分野別特長は、主力分野である半導体業界は、ロジック系半導体の微細化投資と、データセンターサーバーのSSD化等の需要拡大で3DNAND中心の投資拡大が見られ、FPD業界では国内の中小型液晶パネル向けの設備投資が落ち着いたことから一時的に低迷を見たものの、中国向けの第10.5世代大型パネル向けの設備投資需要が拡大した。

■売上増を背景に生産能力強化急ぐ

 こうした環境下、「半導体分野」は、需要拡大に合わせて、追加投資による生産設備増強と流動的人材確保など生産体制を強化したことで、受注増加が続き売上高は順調に拡大した。
 FPD分野では、液晶設備投資が停滞したが、有機EL向け並びに第10.5世代液晶パネル向けの受注が拡大し、第2四半期以降売上高に寄与した。
 損益面では、来期以降の需要拡大に備え生産設備増強と人材採用を積極的に進めていることで、減価償却費や労務費等の増加、売上高増に伴う材料費と外注加工費が増加し製造原価が増加し、また販売費及び一般管理費の増加は、研究開発費増加が主因であった。

 なお、通期業績については、売上高2,840百万円(前期比26.6%増)、営業利益680百万円(同39.1%増)、経常利益660百万円(同44.0%増)、当期純利益450百万円(同23.6%)を据え置いた。

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