【注目銘柄】スズデンは上場来高値更新の展開、18年3月期増収・2桁増益予想で第1四半期売上高(単体)は29.0%増

注目銘柄

 スズデン<7480>(東1)に注目したい。FA用制御機器や電設資材などを主力とする技術商社である。18年3月期連結業績は増収・2桁増益予想である。そして第1四半期売上高(単体ベース)は29.0%増と好調に推移している。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期増収増益予想、第1四半期売上高(単体)は29.0%増

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比4.6%増の438億円、営業利益が同17.4%増の11億90百万円、経常利益が同17.4%増の14億80百万円、純利益が同17.3%増の9億40百万円としている。

 下期に若干の不透明感があるものの、半導体・液晶製造装置関連の主要顧客での微細化・積層化投資の継続が見込まれ、さらに半導体・液晶製造装置関連以外の顧客においても、人手不足を背景とする省人化・省エネ投資に伴う需要が緩やかに増加する見込みとしている。

 月次売上高(スズデン単体の速報値ベース)のリリースによると、17年4月は前年比25.3%増、5月は同31.8%増、6月は同29.9%増、そして第1四半期(4月~6月)合計は同29.0%増と好調に推移している。

 半導体・液晶製造装置関連の設備投資は高水準推移が予想される。営業活動や業務改善の強化などの施策も寄与して、通期ベースで好業績が期待される。

■株価は上場来高値更新の展開、好業績を評価して上値試す

 株価は15年12月1196円を突破して上場来高値更新の展開となった。そして7月4日には1317円まで上伸した。週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る