【注目銘柄】イオンファンタジーは好業績評価して1月高値試す、18年2月期第1四半期大幅増益で通期増額余地

注目銘柄

 イオンファンタジー<4343>(東1)に注目したい。イオン系で大型SC内に遊戯施設を展開している。アミューズメント施設運営業界の首位である。18年2月期第1四半期は大幅増益だった。既存店の好調で通期も2桁増益予想である。そして増額余地がありそうだ。株価は好業績を評価し、1月の年初来高値を試す展開が期待される。これを突破すれば07年来の高値圏だ。

■18年2月期第1四半期は大幅増益、既存店好調で通期予想に増額余地

 18年2月期第1四半期連結業績は売上高が前年同期比7.8%増の162億48百万円、営業利益が同2.5倍の5億16百万円、経常利益が同3.6倍の4億90百万円、純利益が17百万円(前年同期は1億54百万円の赤字)だった。

 国内既存店の好調、海外での積極的な新規出店などで売上高が過去最高となり、増収効果やコスト削減効果で大幅増益だった。国内既存店は、遊戯機械売上が7.3%増、商品売上が3.8%増、遊技施設売上が6.7%の合計7.1%増だった。遊戯機械売上は15年9月から17年5月まで21ヶ月連続前年比プラスと好調に推移している。新規出店は国内2店舗、海外12店舗の合計15店舗で、期末店舗数は国内477店舗、海外337店舗の合計814店舗となった。

 通期の連結業績予想は、売上高が17年2月期比6.1%増の690億円、営業利益が同11.4%増の42億円、経常利益が同11.5%増の39億円、純利益が同11.9%増の19億円としている。

 前提は、既存店売上は国内が2%増、海外が5%増、新規出店は国内が10店舗、海外が100店舗としている。既存店の好調や海外を中心とする積極的な新規出店効果で通期予想に増額余地がありそうだ。

■株価は好業績評価して1月高値試す

 株価は4月の直近安値2592円から切り返して、6月19日に3440円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが、週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。好業績を評価して、1月の年初来高値3480円を試す展開が期待される。これを突破すれば07年来の高値圏だ。(MM)

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