ファーストコーポレーションの17年5月期は受注案件の大型化などにより29.6%営業増益で着地

■18年5月期は1円増配へ

 ファーストコーポレーション<1430>(東1)は7日、17年5月期業績(非連結)を発表した。

 17年5月期の新規受注獲得額は、17年5月期に見込んでいた一部案件の受注が今5月期にずれ込んだものの、案件の大型化などにより181億47百万円(前期比60.9%増)となった。それにより、売上高が前期比28.7%増の209億48百万円、営業利益が同29.6%増の20億75百万円、経常利益が同33.0%増の20億13百万円、純利益が同37.4%増の14億13百万円と大幅増収増益だった。

 同社は、東京圏(1都3県)の分譲マンション建設に特化したゼネコンである。造中方式による大手マンション・デベロッパーからの特命受注と高利益率、そして品質へのこだわりによる安心・安全なマンション供給を特徴としている。

 通期業績予想は、売上高が前期比32.1%増の276億67百万円、営業利益が同17.7%増の24億42百万円、経常利益が同18.8%増の23億92百万円、純利益が同17.0%増の16億53百万円で収益拡大を見込むとしている。

 配当については、今期の年間配当を1円増配して38円(17年5月期37円)にする方針とした。

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