【株式市場】米イエレン議長の証言を控え様子見気分あり日経平均は反落だが新規上場のソウルドアウトは好発進

株式

◆日経平均の終値は2万132円38銭(63円10銭安)、TOPIXは1622.25ポイント(4.89ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億882万株

チャート10 12日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜、米国の金融政策当局・FRBイエレン議長の議会証言があるため円相場への影響を見定めたいとされ、ファナック<6954>(東1)がジリ安になるなどで様子見ムードが強まった。日経平均は13時にかけて134円32銭安(2万61円16銭)まで軟化し、大引けにかけては持ち直したが前日比では反落となった。東証2部指数は小高いがマザーズ指数、日経JQSDAQ平均は安い。

 後場は、クラボウ<3106>(東1)が省人化ロボットの目になる機器を開発との報道が好感されて一段と強含み、セレス<3696>(東1)は前引け後に仮想通貨を扱うビットバンクの持分適用化を発表して注目され急動意。エクストリーム<6033>(東マ)はレトロゲームのダウンロード高人気との見方があり底練り圏という手がけやすさも言われて急伸。岡本硝子<7746>(JQS)はフロントガラスに計器を映すヘッドアップディスプレー開発に関する期待が言われて2日連続ストップ高。

 12日新規上場となったソウルドアウト<6553>(東マ・売買単位100株)は買い気配を上げ、11時26分に公開価格1200円を76%上回る2113円で初値がついた。後場2415円まで上げ、大引けは2143円。

 東証1部の出来高概算は14億8042万株(同7億882万株)、売買代金は1兆9817億円(同9297億円)。1部上場2021銘柄のうち、値上がり銘柄数は570(同726)銘柄、値下がり銘柄数は1306(同1136)銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は4業種のみとなり、ゴム製品、金属製品、鉱業、保険のみとなった。(HC)

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