【株式市場】前場の日経平均は452円高、NYダウ4日続伸や中東の停戦期待など受け朝方は627円高

◆日経平均は3万8688円86銭(452円59銭高)、TOPIXは2736.19ポイント(7.66ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億2023万株

 5月7日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの4日続伸、NASDAQ総合指数などの3日続伸に加え、中東のハマスが仲介国の停戦提案に合意を表明と伝えられたことも好感され、取引開始後は主力株から材料株まで軒並み高となった。その後、自動車株や大手商社株には値を消す銘柄がみられたが、東京エレク<8035>(東証プライム)は前引けも4%高など半導体関連株が強く、任天堂<7974>(東証プライム)も堅調。ファーストリテ<9983>(東証プライム)は月次動向が好感されて反発。商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株も高い。日経平均は400円高で始まり、ほどなく627円07銭高(3万8863円14銭)まで上げた。その後は高下したが前引けも上げ幅400円台で大幅反発基調となった。

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)が急激に出直り米アップルのデータセンター向けAI半導体に関する報道など好感。ラクス<3923>(東証プライム)も大きく出直り3月決算の上振れ期待など再燃の様子。ブロードバンドタワー<3776>(東証スタンダード)は四半期決算が好感されたほかデータセンター関連株の値動き活発化にも乗るとされストップ高。セイヒョー<2872>(東証スタンダード)は連休中の夏日や長期予報など材料とされ一段と上げ一時ストップ高。売れるネット広告社<9235>(東証グロース)は今7月期の黒字化への期待再燃とされ2日連続ストップ高。スマレジ<4431>(東証グロース)は4月決算の上振れ期待などあるようで急出直り。

 東証プライム市場の出来高概算は8億2023万株、売買代金は2兆3661億円。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は1016銘柄、値下がり銘柄数は582銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、証券商品先物、その他製品、機械、サービス、海運、非鉄金属、情報通信、電気機器、その他金融、小売り、金属製品、ガラス土石、空運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る