【株式市場】日経平均は後場一時561円安まで下押し大幅に反落、新規上場の2銘柄は好発進

株式

◆日経平均は2万9302円66銭(471円45銭安)、TOPIXは2019.12ポイント(23.70ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億2187万株

 11月24日(水)後場の東京株式市場は、トヨタ自<7203>(東1)やソニーG<6758>(東1)が一段と下げて始まり、引き続き原油高・エネルギー高騰の経済への影響を警戒する様子。味の素<2802>(東1)など堅調な銘柄も一進一退が目立った。日経平均は前場の安値を割って始まり、さらに次第安となって14時過ぎに561円18銭安(2万9212円93銭)まで下落したが、大引けにかけては100円近く持ち直した。

 後場は、GSIクレオス<8101>(東1)がストップ高買い気配のまま大引けまで推移し、配当予想の大幅増額など好感。JPホールディングス<2749>(東1)は全国300超の保育所の園児・児童と保護者を会員とする新サービスが注目されてしっかり。ナガホリ<8139>(東2)はイベント制限の撤廃などが伝えられて催事再開などの期待が強く前週から日々動意を強めてきた相場の需給が締まってきたとされて一段高となり後場ストップ高。ビーブレイクS<3986>(東マ)、ウィルソン・ラーニングW<9610>(JQS)はコロナ収束に伴う人手不足のにあって職業紹介サービス好調との見方で後場一段高。

 24日は2銘柄が新規上場となり、サイエンスアーツ<4412>(東マ)は大引けまで買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値で上げる場合の本日上限気配となる公開価格1710円の2.3倍の3935円で買い気配。ラストワンマイル<9252>(東マ)も公開価格は1710円で、午前10時30分過ぎに公開価格の48%高の2520円で初値をつけ、高値は前場の3020円、大引けは2880円となった。

 東証1部の出来高概算は12億2187万株(前引けは6億3630万株)、売買代金は2兆7804億円(同1兆4137億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は486(前引けは710)銘柄、値下がり銘柄数は1600(同1343)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がりした業種は、鉱業、石油石炭、銀行、電力ガス、非鉄金属、輸送用機器、証券商品先物、卸売り、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る