キムラユニティーの第1四半期は車両整備事業の外注費の増加等で営業減益となるが、為替差損減少で経常・最終利益共に増益

■主力の物流サービス事業が減収となるが、他の全事業が増収で全体では微増となる

 キムラユニティー<9368>(東1)の第1四半期は、車両整備事業の外注費の増加による原価率の悪化等により、営業減益となるが、為替差損の減少により、経常・最終利益共に大幅増益となった。

 18年3月期第1四半期連結業績は、売上高115億62百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益2億58百万円(同21.8%減)、経常利益3億22百万円(同20.1%増)、純利益1億55百万円(同25.0%増)であった。

 売上高については、主力の物流サービス事業が減収となったものの、他の全事業が増収となったことで、微増収となった。

 利益面に関しては、物流サービス、自動車サービス共に減益となった。特に、自動車サービスでは、車両整備事業の外注費の増加によるによる原価率の悪化により大幅減益となった。しかし、為替差損が前年同期の1億53百万円から14百万円に大幅に減少したことから経常・純利益が増益となった。

 今期第2四半期連結業績予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高48.6%(前年同期比50.0%)、営業利益28.7%(同39.8%)、経常利益32.2%(同33.7%)、純利益26.7%(同28.8%)となっている。

 今期18年3月期通期連結業績予想は、14年3月期を上回る最高益更新を見込む。

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