【株式市場】日経平均は上値重いが好業績株などの選別買い活発で新規上場株も底堅い

株式

◆日経平均の前引けは1万6880円98銭(24円61銭高)、TOPIXは1348.24ポイント(1.05ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億8467万株

 10月17日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株式が早期利上げ観測の再燃などにより大きくダレて終わったことなどが影響し、ソニー<6758>(東1)は9時30分頃からの20分間ほどを除いて安いなど、北米景気関連株の重さが目立った。日経平均も9時30分頃の98円07銭高(1万6954円44銭)を上値にダレ模様となり、11時頃には一時34円88銭安(1万6821円49銭)まで軟化し、前引けは24円61銭高となった。主な株価指数では東証マザーズ指数が軟調。

 好業績株や材料株の選別物色が活発になり、不動産株はオフィス空室率の低下などが言われて強い銘柄が目立ち、日本コークス工業<3315>(東1)DOWAホールディングス<5714>(東1)が14日発表の業績見通し上方修正などを買い材料に急伸。神島化学工業<4026>(東2)はマグネシウム電池関連株物色に乗り急反発の高値更新。クラウドワークス<3900>(東マ)は9月決算への期待などで急伸し、スパンクリート<5277>(JQS)は東京五輪でのボート競技会場の見直しなどが思惑材料との見方で急伸。

 17日、新規上場のマーキュリアインベストメント<7190>(東2・売買単位100株)は投資事業組合などのファンド運用と自己資金による投資などを行い、9時6分に公開価格1450円を4%下回る1390円で初値がついた。その後は同じく6%上回る1539円まで切り返し、前引けは1414円。

 東証1部の出来高概算は7億8467万株、売買代金は7533億円。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1017銘柄、値下がり銘柄数は807銘柄。

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