極洋が活況高、「完全養殖クロマグロ11月出荷」に期待高まる

■2段上げ相場になり値動きに弾みがついてきたとの見方

 極洋<1301>(東1)は16日、一段高となり、10時を過ぎては3350円(100円高)前後で推移。出来高も増加している。16日付で「完全養殖クロマグロ11月出荷開始」と発表。期待が広がった。朝方の120円高を上値に上げ一服だが、このところの値動きを見ると、8月4、5日の計155円高に続く2段上げ相場になり、値動きに弾みがついてきたとの見方が出ている。

 発表によると、極洋とフィード・ワン株式会社の合弁会社、極洋フィードワンマリンは、成魚となった完全養殖クロマグロを「本鮪の極つなぐ<TUNAGU>」と名付け、2017年11月より出荷を開始する。極洋が2009年から販売している養殖マグロのブランド「本鮪の極」を完全養殖クロマグロに「つなぐ」との意味を込めているという。

 養殖に最適な四国西南部・宇和海エリアで養殖し、四季を通じて黒潮の分流が入る恵みの海の年間水温は15度から28度。夏は天然ヨコワ(クロマグロの幼魚)が泳ぎ、冬はマグロの身を良質に仕上げてくれるクロマグロ養殖に最適なエリアです。孵化から出荷までのすべてをこの恵まれたエリアで完結し一貫生産することで、移動ロスを減らし生産性も高めているとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る