住友金属鉱山が約2年ぶりの高値、近未来の株価材料に伝統的な材料も加わる

株式市場 銘柄

■2次電池用正極材料の増産に加え銅や金の市況上昇が順風に

 住友金属鉱山<5713>(東1)は28日の後場寄り後に一段高の1937.5円(55.0円高)をつけ、小幅だが3取引日ぶりに2015年6月以来の高値に進んだ。このところは、7月下旬に2次電池用正極材料(ニッケル酸リチウム)の増産を発表したことや、8月中下旬に「銅」の国際価格が約2年9カ月ぶりの高値と伝えられたこと、「金」が約9カ月ぶりに1トロイオンス1300ドル台に乗ったことなどが材料視されている。

 銅や金の市況上昇は、同社株にとって伝統的な株価材料だが、2次電池用材料については、英・仏が2020年をメドに化石燃料による自動車の販売を検視する方針を打ち出したためEV/FCV(電気自動車/燃料電池車)の時代に向けた近未来の株価材料になる。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は23日付で住友金属鉱山の目標株価を1820円から2150円に引き上げたと伝えられた。(HC)

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