【株式市場】大手銀行など強く日経平均は一時181円高となり2週間ぶりに1万6000円台を回復

株式

■UUUMは上場2日目に6700円(公開価格の3.3倍)で初値つく

◆日経平均の終値は1万9646円24銭(139円70銭高)、TOPIXは1617.41ポイント(9.76ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億7035万株

チャート4 31日後場の東京株式市場は、野田聖子総務相の話として、異次元の金融緩和による効果を踏まえた更なる経済政策の必要性に言及したと伝えられ、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)が一段と強含み1週間ぶりに4100円台を回復するなど、大手銀行株が軒並み堅調になった。日経平均は13時30分にかけて前場の高値を上回り、181円45銭高(1万9687円99銭)まで上げて大引けも2日続伸となった。終値での1万9600円台は8月17日以来2週間ぶり。東証2部指数は小安いが、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、アグロカネショウ<4955>(東1)が「マダニ」による感染症問題を受けてマダニ殺虫剤が連想されて尻上がりの高値更新となり、アカツキ<3932>(東マ)はバンダイエンターテインメント向けに開発したスマートフォン向け新ゲームアプリ「アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GE!」に注目とされて出直り拡大。明豊エンタープライズ<8927>(JQS)は不動産売却益などが好感されて急伸。

 上場2日目のUUUM(ウーム)<3990>(東マ)は10時21分に6700円で売買が成立し初値をつけた。公開価格2050円の3.3倍。その後6800円まで上げ、大引けは6160円となった。

 東証1部の出来高概算は17億7035万株(前引けは7億8095万株)、売買代金は2兆2810億円(同9408億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は1198(同1194)銘柄、値下がり銘柄数は723(同684)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、鉄鋼、卸売り、医薬品、ガラス・土石、保険、輸送用機器、機械、電気機器、不動産、化学、上方・通信、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る