【株式市場】日経平均は軟調だが新規上場2銘柄は買い気配のまま初値を持ち越す

株式

◆日経平均は2万3782円87銭(47円71銭安)、TOPIXは1721.42ポイント(6.80ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく7億7659万株

チャート6

 12月25日(水)後場の東京株式市場は、今夜の欧米市場がXマス休場のため、個別物色の様相を強めた。日東紡<3110>(東1)が一段とジリ高傾向になり、「5G」関連素材の増産発表などを好感。ライドオンエクスプレスHD<6082>(東1)は年末年始の宅配需要への期待などが言われてジリ高のまま3年ぶりの高値に進んだ。日経平均は軟調小動きのまま小反落となり、TOPIXは6日連続安となった。半面、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、竹田印刷<7875>(東2)が「5G」関連株の出遅れとされて一段高の場面を見せ、上場6日目のJタワー<4485>(東マ)も次第高で高値を更新。東映アニメーション<4816>(JQS)はゲームの古典的存在の「ドラゴンクエスト」の完全新作アニメ化などが注目されて高い。

 25日は2銘柄が新規上場となり、AI inside(エーアイインサイド)<4488>(東マ)は、前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは8280円(公開価格3600円の2.3倍)で買い気配。同じくWDBココ<7079>(東マ)も買い気配のまま初値がつかず、大引けは3520円(公開価格1530円の2.3)の買い気配となった。

 東証1部の出来高概算は少なく7億7659万株(前引けは3億8391万株)、売買代金は1兆993億円(同5103億円)。1部上場2160銘柄のうち、値上がり銘柄数は469(同562)銘柄、値下がり銘柄数は1594(同1497)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は1業種(前引けは3業種)にとどまり、医薬品が高かった。(HC)

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