戸田工業が高値更新、中国もガソリン車など禁止の方針と伝えられ連想買い強まる

株式市場 銘柄

■EV(電気自動車)はいよいよ株式市場の有力な物色テーマとして存在感を強める

 戸田工業<4100>(東1)は12日、上値を追って始まり、取引開始後に541円(28円高)まで上げて2015年以来の高値に進んだ。リチウムイオン電池用電極の大手で、中国が英仏に追随しガソリン車やディーゼル車の製造・販売を禁止する方針と12日付けの日本経済新聞朝刊で伝えられ、連想買いが強まった。

 業績は今期・2018年3月期に連結営業、経常利益が3期ぶりに黒字化する見通し。まだ1株利益の絶対額が小さいため、教科書的に見れば、株価だけが上値を追うには難があるが、EV(電気自動車)関連銘柄は、中国も化石燃料車の撤廃方針を打ち出したことにより、いよいよ株式市場の有力な物色テーマとして存在感を増す可能性が強待ってきた形だ。中長期での注目度は強いようだ。(HC)

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