テックポイント・インクは米国の銃乱射事件も連想材料のようで連日ストップ高

株式市場 銘柄

■上場4日目、監視カメラ用半導体など開発し米シリコンバレーで日本人が起業

 監視(防犯)カメラ向け半導体開発などのテックポイント・インク<6697>(東マ・9月29日上場)は4日、一時ストップ高の2209円(400円高)まで上げて上場初日から4日連続ストップ高となり、10時50分にかけては14%高の2070円(261円高)前後で売買活発となっている。

 日本人が米国のシリコンバレーで起業したファブレスメーカー(製造設備を持たない開発企業)で、売上高の9割が北米地域。新規上場銘柄人気に加え、米ラスベガスで同国時間1日に発生した銃乱射事件を受け、監視カメラの需要増加などを期待して連想買いが入ったとの見方が出ている。

 会社発表の2017年12月期の業績予想(連結)は、売上高が前期比20.0%増の36億5000万円、営業利益は同3.3%減の5億8100万円、純利益は同1.6%減の3億8400万円、予想1株利益は23円52銭。

 連日の急伸により株価水準はPER90倍台に乗ってきたが、新規上場銘柄が人気化するとPER100倍を超えるケースも少なくなく、単純計算でPER100倍なら株価は2352円になる。(HC)

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