ブロードバンドセキュリティが後場ストップ高、業績好調で「北朝鮮が偽『ネイバー』」の報道など受け買い再燃の見方

■第3四半期決算は営業・経常・純利益とも過去最高を更新

 ブロードバンドセキュリティ<4398>(東証スタンダード)は6月15日、次第に上げ幅を広げて急伸商状となり、後場寄り後にストップ高の1667円(300円高、22%高)まで上げて約4か月ぶりに年初来の高値を更新している。ITセキュリティの診断やデジタルフォレンジックを手掛けるトータルセキュリティ・サービスプロバイダーで、第3四半期決算(2022年7月~23年3月・累計)は営業利益・経常利益・当期純利益とも過去最高を更新した。15日は、この好業績に加え、「北朝鮮が偽『ネイバー』、韓国の個人情報に狙いか」(日本経済新聞6月15日付朝刊)と伝えられたことなど、サイバー攻撃や情報漏洩に関する報道を受けて買いが再燃し、一段高の要因になったとみられている。

 報道によると、「ネイバー」は韓国最大のポータルサイト。偽サイトは「証券」「不動産」「ニュース」など細部のメニューや広告バナーを完全に再現し、実際のメイン画面がリアルタイムで複製され、訪問者を誘導するものだという。ブロードバンドセキュリティは、6月初に自動車産業向けログ監視で協業開始と発表しており、連想買いが波及しているようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る