【株式評論家の視点】ハウスドゥはフランチャイズ加盟店舗数が順調に推移、11月6日に今18年6月期第1四半期決算を発表

株式評論家の視点

 ハウスドゥ<3457>(東1)は、不動産事業を通じて世の中を安心、便利にすることを目標に、国内1,000店舗のFCチェーンネットワークの構築による不動産情報の公開と、不動産サービスメーカーとして時代に即した不動産ソリューションサービスを提供することで、顧客から必要とされる企業を目指している。

 日本全国の加盟店で収集した最新の不動産情報や顧客のニーズに耳を傾けることでサービスを企画立案・商品化している。そしてビッグデータを活用したマーケティングと、テレビCMなどのプロモーションを活用し、さらにIT・WEBを融合させた不動産テック企業となるために、不動産情報のオープン化の推進と安心・便利なサービスを提供する「不動産コンビニ」構想の実現を進めている。

 今2018年6月期第2四半期業績予想は、売上高85億8300万円(前期比横ばい)、営業利益7億0700万円(同10.5%増)、経常利益5億7700万円(同4.4%増)、純利益3億7700万円(同5.5%増)を見込む。

 今18年6月期業績予想は、売上高171億4600万円(前期比1.8%増)、営業利益16億0300万円(同28.4%増)、経常利益14億円(同27.0%増)、純利益9億2000万円(同24.7%増)と連続最高益更新を見込む。年間配当予想は、期末一括27円(同7円増)の連続増配を予定している。

 株価は、3月10日につけた年初来の高値1900円から9月6日安値1410円まで調整を挟んで10月30日高値1895円と買い直されている。 2019年6月期を最終年度とする中期経営計画に基づき、ストック収益型事業であるフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、不動産金融事業の成長に更なる投資を継続しているが、初年度の17年6月期計画は達成、2年目となる18年6月期はフランチャイズ加盟店舗数は、9月末で483店舗、単月契約数は17件。ハウス・リースバックは累計契約数703件、単月契約数は26件、保有件数は564件と順調に推移している。11月6日に予定される今18年6月期第1四半期決算の発表を機に上昇基調を強める可能性があり、押し目に注目したい。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る