【注目銘柄】じげんは日柄調整完了して上値試す、18年3月期大幅増収増益予想で増額余地、基準日12月31日で株式2分割

注目銘柄

 じげん<3679>(東マ)に注目したい。M&Aも積極活用し、メディアプラットフォームとして人材、不動産、生活などの分野の各種情報サイトを一括検索する集約サイトを展開している。18年3月期大幅増収増益予想である。そして増額余地がありそうだ。株価は日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。13年IPO時の高値も視野に入りそうだ。なお基準日17年12月31日(効力発生日18年1月1日)で株式2分割を予定している。

■18年3月期(IFRS)大幅増収増益予想で増額余地

 18年3月期連結業績(IFRS)予想は、売上収益が17年3月期比39.4%増の105億円、営業利益が29.7%増の32億20百万円、親会社所有者帰属当期利益が31.0%増の19億30百万円としている。人材領域、不動産領域、生活領域とも好調に推移する見込みだ。

 第2四半期累計は売上収益が前年同期比51.7%増の49億37百万円、営業利益が53.5%増の16億81百万円、親会社所有者帰属当期利益が51.2%増の9億62百万円だった。第2四半期累計として過去最高益を更新した。

 主力の人材領域が54%増収、さらに不動産領域が37%増収、生活領域が70%増収と、いずれも大幅伸長した。コスト面では三光アドの連結化で売上原価が増加したが、広告宣伝費や販売促進費の効率化を推進した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上収益が47.0%、営業利益が52.2%、親会社所有者帰属当期利益が49.8%と順調である。積極的な事業展開で通期会社予想に増額余地がありそうだ。

■株価は日柄調整完了して上値試す、13年IPO時の高値も視野

 株価は10月の直近安値圏1400円台から切り返している。日柄調整完了して6月の年初来高値1878円を試す展開が期待される。13年12月IPO時の上場来高値2070円も視野に入りそうだ。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る