巴工業の17年10月期通期連結業績は、当初予想を上回る数値で着地

■機械製造販売事業、化学工業製品販売事業共に増収増益

 巴工業<6309>(東1)の17年10月期通期連結業績は、当初予想を上回る数値で着地した。

 当初予想を売上高は6億93百万円、営業利益は4億08百万円、経常利益は4億39百万円、純利益は3億23百万円上振れた。

 その結果、17年10月期連結業績は、売上高410億93百万円(前期比4.9%増)、営業利益21億98百万円(同11.6%増)、経常利益22億19百万円(同24.7%増)、純利益15億03百万円(同55.1%増)となった。

 機械製造販売事業、化学工業製品販売事業共に増収増益であった。

 機械販売事業は、売上高は前年同期比0.6%増の102億41百万円、営業利益は同31.0%増の5億28百万円と微増収大幅増益。

 化学工業製品販売事業は、売上高は同6.4%増の308億51百万円、営業利益は同6.6%増の16億70百万円であった。

 今期については、機械製造販売事業は、国内、海外共に売上が増加する見通しで、増収増益を見込んでいる。
 化学工業席品販売事業は、電子材料分野の販売が伸び悩むものの、工業材料分野の自動車、住宅・建設用途向け材料、機能材料分野の半導体製造装置向けセラミックス製品の販売、深圳コンパウンド事業の伸びを見込むことから、増収を見込む一方、利益面については、電子材料分野の減収や化成品分野における商材の一部消失などの影響が見込まれることから減益を予想している。

 その結果、18年10月期通期連結業績予想は、売上高428億円(前期比4.2%増)、営業利益21億円(同4.5%減)、経常利益21億円(同5.4%減)、純利益14億30百万円(同4.9%減)を見込む。

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