【株式市場】携帯電話大手が下げ止まり日経平均は一時50円高まで上げるが4日続落

株式

◆日経平均の終値は2万2494円76銭(199円69銭安)、TOPIXは1788.46ポイント(19.68ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億6038万株

チャート10 15日後場の東京株式市場は、携帯電話業界の競争激化予想などで大幅続落となっていたNTTドコモ<9437>(東1)ソフトバンクグループ<9984>(東1)が持ち直して始まり、日経平均やTOPIXへの影響度が大きい銘柄のため、安心感が広がった。これらの下げをヘッジする目的で売られてきた株価指数の先物に買い戻しが入ったとされ、日経平均は13時頃から急速に持ち直し、14時過ぎには堅調転換して一時50円64銭高(2万2745円09銭)まで上げる場面があった。ただ、先物主導とあって大引けにかけては再び沈下し4日続落となった。東証2部指数、マザーズ指数も安いが、日経JASDAQ平均は後場堅調転換して小高い。

 後場は、引き続き日本航空<9201>(東1)などの空運株が堅調で、瑞穂証券の投資判断が出た日本水産<1332>(東1)も値を保った。バリューゴルフ<3931>(東マ)が四半期決算の大幅増益が好感されてストップ高。ラクオリア創薬<4579>(JQG)はEP4拮抗薬のライセンス供与に関する発表が好感されてストップ高。

 15日は2銘柄が新規上場となり、イオレ<2334>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配ね野まま上げる場合の本日上限値段の4350円(公開価格1890円の2.3倍)で買い気配。

 同じくHANATOUR JAPAN(ハナツアージャパン)<6561>(東マ・売買単位100株)は9時16分に公開価格を10%上回る2200円で初値が付き、高値は前場の2249円、大引けは2003円。

 東証1部の出来高概算は18億4421万株(前引けは7億6038万株)、売買代金は3兆3299億円(同1兆2647億円)。1部上場2053銘柄のうち、値上がり銘柄数は629(同351)銘柄、値下がり銘柄数は1343(同1649)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は6業種(前引けは水産・農林1業種のみ)にとどまり、水産・農林、空運、小売り、証券・商品先物、パルプ・紙、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る