【株式市場】日経平均は389円高、大幅反発、半導体株が強く後場は商社、海運なども一段と上げる

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万991円69銭(389円91銭高)、TOPIXは2254.65ポイント(30.40ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億8026万株

 10月27日(金)後場の東京株式市場は、米国の夜間取引でNASDAQ指数先物が上げているとされ、レーザーテック<6920>(東証プライム)や京セラ<6971>(東証プライム)が一段ジリ高など、前場上げた半導体関連株や電子部品・精密機器株などに上げ幅を拡げる銘柄が見られ、トヨタ<7203>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)なども一段と強含んだ。資生堂<4911>(東証プライム)、JR東日本<9020>(東証プライム)も後場一段と上げ、三菱商事<8058>(東証プライム)や住友不<8830>(東証プライム)は終盤に一段高となった。日経平均は後場寄りから終盤まで上げ幅400円前後で推移し、前場の高値(479円97銭高の3万1081円48銭)は抜けなかったが前日比で大幅に反発した。

 後場は、石油資源開発<1662>(東証プライム)や出光興産<5019>(東証プライム)が一段ジリ高となり原油需給への期待再燃。上場3日目の国際エレクトリック(KOKUSAI ELECTRIC)<6525>(東証プライム)も一段と上げ高値更新。キユーピー<2809>(東証プライム)は業績上ぶれ感が強いとされ一段ジリ高。日本ギア工業<6356>(東証スタンダード)は13時に発表した業績予想の増額修正を受けて急伸しストップ高。グローム・ホールディングス<8938>(東証グロース)は医療機器商社の子会社化など好感されて一段高。

 27日新規上場となったドリーム・アーツ<4811>(東証グロース)は3005円(公開価格2660円の13%高)で初値をつけ、高値は前場の3295円(同24%高)、後場は売買交錯となり大引けは3070円(同15%高)だった。

 東証プライム市場の出来高概算は13億8026万株(前引けは6億7665万株)、売買代金は3兆5384億円(同1兆7706億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は1555(前引けは1515)銘柄、値下がり銘柄数は92(同126)銘柄。

 東証33業種別指数は31業種(前引けも31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉱業、非鉄金属、金属製品、証券商品先物、銀行、鉄鋼、倉庫運輸、ガラス土石、石油石炭、卸売り、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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