【株式市場】日銀の金融政策会合が始まり大手銀行株など強く日経平均は小反発

株式

◆日経平均の終値は2万2891円72銭(23円72銭高)、TOPIXは1821.16ポイント(5.98ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億6124万株

チャート6 20日後場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合(20~21日)でマイナス金利政策の副作用に配慮されるのではといった期待があるようで、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)が本日の高値で引けるなど大手銀行株がしっかり。日経平均は前場の高値(55円50銭高の2万2923円50銭)を抜けなかったが堅調に推移し小反発となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、チタン工業<4098>(東1)が引き続きチタンニオブ複合化合物電極とリチウムイオン2次電池に関する特許が言われてストップ高気配に張り付き、伊藤忠<8001>(東1)は13時30分に配当予想の増額修正を発表してから一段高。出光興産<5019>(東1)は13時にかけて一段高のあとも堅調。ヱスビー食品<2805>(東2)は連続最高益基調の好業績が見直されたとされて再騰高値。ラクオリア創薬<4579>(JQG)は「EP4拮抗薬」のライセンス導出に関する収入への期待などが言われて急反騰の高値更新。

 20日、東証1部に新規上場となった森六ホールディングス(HD)<4249>(東1・売買単位100株)は9時19分に公開価格2700円を10%上回る2975円で初値がつき、高値は前場の3040円、大引けは2880円。
 
 同じくオプトラン<6235>(東マ・売買単位100株)は11時6分に公開価格1460円を67%上回る2436円で初値がつき、高値は前場の2510円、大引けは2200円。
  
 東証1部の出来高概算は16億6124万株(前引けは8億5068万株)、売買代金は2兆5498億円(同1兆2248億円)。1部上場2060銘柄のうち、値上がり銘柄数は837(同1138)銘柄、値下がり銘柄数は837(同794)銘柄。

 また、東証33業種別指数の中で値上がりした業種は22業種(前引けは20業種)となり、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、銀行、非鉄金属、ゴム製品、卸売り、保険、空運、鉄鋼、などとなった。(HC)

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