【株式市場】前場の日経平均は659円高、米S&P500最高値など受け昨年7月以来の4万800円台に

◆日経平均は4万809円82銭(659円03銭高)、TOPIXは2867.82ポイント(27.28ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億5822万株

 6月30日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株式市場でS&P500種とNASDAQ総合指数が最高値に進んだことなどを受け、日経平均は400円高で始まった後もジリ高傾向となり、午前10時半にかけて701円高(4万852円)まで上げた後も前引けまで強調推移となった。4万800円台は2024年7月以来になる。レーザーテック<6920>(東証プライム)が一段高など引き続き半導体関連株が高く、JR東海<9022>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)などの旅客銘柄も上げ、三菱重工<7011>(東証プライム)や東京電力HD<9501>(東証プライム)も高い。

 連日の猛暑でダイキン<6367>(東証プライム)が上げ、中国が日本産水産物の輸入を一部再開と伝えられ極洋<1301>(東証プライム)は上場来の高値を更新、経産省が工場や店舗の屋根に太陽光パネルを義務づけとされてペロブスカイト太陽電池の積水化学<4204>(東証プライム)などが活況高。ガーラ<4777>(東証スタンダード)は中国での新作ゲーム開始など材料視され急伸。

6月30日に新規上場となったレント<372A>(東証スタンダード)は取引開始から1時間近く経った午前10時前に5730円(公開価格4330円の32%高)で初値をつけ、その後5950円(同37%高)まで上げる場面を見せて前引けは5480円だった。

 同じくリップス<373A>(東証グロース)は取引開始後に3200円(公開価格3130円の70円高)で初値をつけ、その後3270円まで上げたが前引けは2925円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は8億5822万株、売買代金は2兆4374億円。プライム上場1627銘柄のうち、値上がり銘柄数は1288銘柄、値下がり銘柄数は275銘柄。

 東証33業種別指数は輸送用機器、海運を除く31業種が値上がりし、精密機器、情報通信、その他金融、機械、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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