アサヒ衛陶が再び高値、観光庁が景勝地のトイレ改修と伝わり思惑買いの見方

株式市場 銘柄

■昨年は中国・習近平主席の指針が材料視されて動意を強め値動きに弾み

 アサヒ衛陶<5341>(東2)は5日、再び上値を追いながら一時12%高の348円(38円高)まで上げ、取引日ベースで3日ぶりに高値を更新し、増減資などを調整した2000年以降の最高値に進んだ。衛生陶器メーカーで、4日、NHKニュースが観光庁の方針として「和式トイレを洋式に改修へ、外国人旅行者増に対応」(NHKニュースWeb2018年1月4日15時46分配信より)などと伝え、材料視されているようだ。

 同社株は昨17年11月に何度か急伸して上値を追ったことがあり、このときは、中国の習近平主席が公共トイレの全国的な近代化方針を示したと伝えられ、思惑買いが集まったとされた。株価はこの頃よりも値上がりしており、次第に値動きに弾みがついてきたとの見方が出ている。(HC)

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