【株式市場】中国の成長率鈍化と伝わり日経平均は伸び悩むが材料株など高い

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは1万8751円84銭(48円24銭高)、TOPIXは1523.72ポイント(6.71ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億2465万株

チャート11 5日後場の東京株式市場は、引き続き対ユーロでの円高が目立ったほか、中国の「全人代」(全国人民代表大会)で李克強首相が今年の経済成長率の見通しを前年比0.5%低い7.0%程度としたと伝えられ、中国市場で積極的なピジョン<7956>(東1)が反落幅を広げ、中国株の上場投信が軒並み軟調になった。ただ、ソニー<6758>(東1)ファナック<6954>(東1)は終日堅調で、日経平均は前場の63円90銭高(1万8767円50銭)を抜けなかったものの堅調に推移した。大手銀行株や日本取引所G<8697>(東1)も高い。

 オリエンタルランド<4661>(東1)が3月末の株式分割に向けた期待などから高値を更新し、三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)などの百貨店株も高額品の消費好調などが言われて軒並み高値を更新。薬品株もエーザイ<4523>(東1)が米社との研究開発提携や新薬承認を好感して高値に進んだことなどをけん引役に軒並み高となり、米原油相場の50ドル台回復続伸などを好感して石油資源開発<1662>(東1)なども高い。

 東証1部の出来高概算は18億2465万株(前引けは9億5184万株)、売買代金は2町1555億円(同1兆591億円)。1部上場1860銘柄のうち、値上がり銘柄数は927(同1001)銘柄、値下がり銘柄数は794(同671)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は繊維製品、医薬品、鉱業、電力・ガス、銀行、その他製品、食料品、非鉄金属、倉庫・運輸、小売り、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る